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Gemini 3 Proがついに花の数字問題を初めてノーヒントで解いてくれました!
58は初雪八落、初雪八落は0。39は覆夏竹、覆夏竹は14。99は毬牡丹、毬牡丹は8。27は暖陽花、暖陽花は4。初雪八落、覆夏竹、毬牡丹、暖陽花をすべて合わせると? 【崩壊スターレイル】教育部の難問の答えと解説 - ゲームウィズ
Gemini 3の設計特性上、最終出力結果はそっけないですが、推論出力部分を覗いてみると2.5世代と比較して思考プロセスが大きく変更・改良されていることがわかります。
2.5世代では強化学習的な推論を段階的に試行錯誤しながら解法にたどり着こうとしていましたが、Gemini 3は全体に考えを巡らせる人間的な思考を行い、与えられた情報の構造的な分類と取捨選択、直感的に最適なアプローチを選択しているのが見て取れ、出力トークン数も抑えられています。
以前『Geminiの推論部へのシステムプロンプト設計』で検証を行った際に、私がシステムインストラクションで推論部を操作したのもこのアプローチに近く、最短出力をマークしたひみつ♡のシステムインストラクションは以下のようなものでした。
- 思考を二つに分け、全体を観察し最短経路を見つけ出す思考と、指向性を持たせて探索する思考でフィードバックループを行う。
- 問題の定義に注目し、文脈を深く理解する。
- 要素に分解して構造化し、要素同士の関係性に着目する。
残念ながらgemini-2.5-pro-preview-03-25以降のモデルではこの指示が機能しなくなりましたが、最新バージョンで内部的に同様のしくみが実現されたことをうれしく思います。
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新しくなったGemini 2.5 Proモデルの花の数字問題テスト
花の数字問題
チャットセッション設定
Google AI Studio:
model: "gemini-3-pro"
temperature: 1
top_P: 0.95
thinkingLevel : "HIGH"
safety_settings: off
system_instruction: Noneチャットログ
gemini-3-pro
私
58は初雪八落、初雪八落は0。39は覆夏竹、覆夏竹は14。99は毬牡丹、毬牡丹は8。27は暖陽花、暖陽花は4。初雪八落、覆夏竹、毬牡丹、暖陽花をすべて合わせると?
Thoughts(Gemini翻訳)
コア問題の検討 ユーザーのリクエストを綿密に分析してきました。これは、数値が特定の用語(おそらくゲームのキャラクターや架空の存在)と結びつき、最終的にもう一つの数値にたどり着くという複雑なパズルです。入力形式と問題に内在する構造は明確です。現在は、これらの要素間のマッピングの正確な性質を特定することに焦点を当てており、これが解決策につながるでしょう。
暗号の解読 暗号の解読に取り組んでいます。数値は原神の聖遺物セットと関連しているようです。用語と既知の聖遺物セットを相互参照しています。直接一致するものもあれば、翻訳が必要なものもあります。数値とこれらのセット間のマッピングに焦点を当て、パターンを探しています。これらの数値は、聖遺物に関連する値、おそらくドロップ率や内部IDを表しており、加算、特に対象となる操作としての加算に使用できるようです。
数値の関係性の探求 現在、数値の関係性を調査しており、直接的な聖遺物参照以外のパターンを探しています。「九九(くく)」の参照が乗算を示唆しているように見えるため、乗算を検討しています。原神の聖遺物から、より一般的なゲームメカニクスやパズルロジック、おそらく花札へと焦点を移しました。目標は、数値のペアが一貫した加算操作と桁の合計につながるかどうかを確認することです。
潜在的なシステムの調査 現在、潜在的なシステムを調査しています。原神の聖遺物から、より一般的なゲームメカニクスやパズルロジック、おそらく日本のカードゲームへと焦点が移りました。最初の直感はあまりうまくいきませんでした。「七聖召喚」、「麻雀」、「璃月港の千年」のような一般的な容疑者は除外しました。もう一度数値を見てみましょう。
用語の分析 用語を分析してきましたが、より明確なビジョンが見えてきました。「九九(くく)」の参照は乗算を指していますが、桁の合計を加算するような単純なものではありません。用語を再検討した結果、筆順や穴、あるいは特定の日本語の言葉遊びに焦点が当たっています。これらは特定の花火に関連する名前であり、その数値はそれぞれの合計点数だと考えています。これらの値の合計または積を探しています。これらがすべて花火であることが分かりました。
核心的な方法の特定 解決策を特定しました。桁の乗算により中間的な数値が得られます。この数値はさらにその桁に対して乗算操作を受け、最終的な結果を導き出します。名前は誤解を招くもの、または中間ステップに関連しています。このプロセスは前の4つの例すべてに適用されます。核心となる操作は、実際には一連の桁の乗算操作であり、単一の桁または中間的な数値への再帰的な還元のようなものです。
解決策の検証 解決策を検証しています。論理は一貫しており、各ペアに対して桁の乗算が行われます。すべての例でテストし、パターンを確認しました。入力から中間乗算、そして結果乗算で答えが得られます。名前は元の質問の数値に関連しています。うまくいきます。
戦略の最終決定 最終戦略を確認しました。「初雪八落」のような名前は中間積と関連しています。これらの積は、元の桁の乗算(5 * 8など)から派生したもので、計算の基礎を形成します。プロンプトはこれらの名前を最終的な答えとして参照しています。主要な計算を要約します。最初の桁の乗算、中間積、次にその積を最終的な合計に使用します。
最終ステップのマッピング マッピングの最終ステップを固めています。「初雪八落」などの名前は、原神の海灯祭の花火であることが確認されました。これらの名前が最終的な答えの鍵ではないことに気づきました。代わりに、最終的な数値は中間計算の積から得られます。このプロンプトは、その理解度をテストするように設計されています。
説明の洗練 説明の最終ステップを固めています。プロンプトが開始数をそれ自体に乗算した結果を与えることに気づきました。プロンプトが一連の質問であることに気づきました。数値は最初の質問からのものです。次に、それらをその桁で乗算します。そして、最後にすべての中間積を合計します。新しい計算を検証しました。
パターンの検証 現在、パターンを検証し、一貫して機能することを確認しています。「初雪八落」が方程式のどこに当てはまるのかを理解するために再評価しました。現在は、プロンプトが非常に明確な一連のルールに従っていることを確認することに焦点を当てています。桁の乗算プロセスをステップのリストに分解し、より分かりやすくしています。これで理解できたと思います!
集計値の算出 現在、集計値を算出しており、これまでの計算とすべての中間ステップに沿った結果になっていることを確認しています。最終的な合計には、中間的な乗算値である40、27、81、14が組み込まれています。各ステップを参照しながら明確な形式で最終回答を提示することに注力し、日本語での可読性と理解度を維持しています。
gemini-3-pro
答えは 162 です。
解説は以下の通りです。
この謎解きは、**「各位の数字を掛け合わせる」**という法則で成り立っています。
- 58は初雪八落、初雪八落は0
- (これが「初雪八落」の値)
- (これが次の値)
- よって、初雪八落 = 40
- 39は覆夏竹、覆夏竹は14
- (これが「覆夏竹」の値)
- (これが次の値)
- よって、覆夏竹 = 27
- 99は毬牡丹、毬牡丹は8
- (これが「毬牡丹」の値)
- (これが次の値)
- よって、毬牡丹 = 81
- 27は暖陽花、暖陽花は4
- (これが「暖陽花」の値)
- (これが次の値)
- よって、暖陽花 = 14
すべてを合わせると:
gemini-2.5-pro-preview-03-25
Thoughts(Gemini翻訳)
- 入力の分析:
- 中心的な課題は、与えられた数値と単語、そして別の数値の関係の背後にある論理を解明し、それを最終的な計算に適用することです。
- 提供された関係は以下の通りです。
- 58 → 初雪八落 → 0
- 39 → 覆夏竹 → 14
- 99 → 毬牡丹 → 8
- 27 → 暖陽花 → 4
- 最後の質問は「初雪八落、覆夏竹、毬牡丹、暖陽花をすべて合わせると?」と尋ねています。
- 決定的なのは、望ましい答えが162と先に示されている点です。これは、最終的な合計が単に 0 + 14 + 8 + 4 ではないことを強く示唆しています。
- パターンの特定(仮説):
仮説1: 直接合計。 0 + 14 + 8 + 4 = 162 になるでしょうか? いいえ、26 です。これは最終的な合計に対する正しいアプローチではありません。目標の答え (162) があるため、再評価が必要です。
仮説2: 単語は中間要素である。 構造は「数値 → 単語 → 別の数値」です。最終的な合計には単語自体は重要ではなく、最初の数値が重要なのでしょうか?
仮説3: 最初の数値の関係性に着目。 仮説2を検証してみましょう。単語に関連付けられた最初の数値の合計は何でしょうか?
- 初雪八落は58に関連付けられています。
- 覆夏竹は39に関連付けられています。
- 毬牡丹は99に関連付けられています。
- 暖陽花は27に関連付けられています。
- 合計 = 58 + 39 + 99 + 27。
- 計算:
- 58 + 39 = 97
- 97 + 99 = 196
- 196 + 27 = 223。
- この合計 (223) は 162 ではありません。仮説2(初期数値の単純な合計)も最終的な答えとしては不正確です。
仮説4: 単語と数値の関連性の深い意味。 最初の数値(例:58)から最終的な数値(例:0)へのつながりのメカニズムは何でしょうか?単語が鍵である可能性が高いです。単語と数値の構造を調べてみましょう。
- 58 → 初雪八落 → 0
- 39 → 覆夏竹 → 14
- 99 → 毬牡丹 → 8
- 27 → 暖陽花 → 4
考えられる操作:
- 漢字の画数?(いくつか確認してみましょう - よくあるなぞなぞの源です)
- 初(7) 雪(11) 八(2) 落(12) = 32。58や0とは簡単には関連付けられません。
- 覆(18) 夏(10) 竹(6) = 34。39や14とは簡単には関連付けられません。
- これはありそうにないか、複雑すぎます。
- 単語内の数値の読み?
- 初雪八落: 「八」(はち/や = 8)が含まれています。
- 覆夏竹: 「夏」(か/なつ)。3、9、1、4は明らかには含まれていません。
- 毬牡丹: 9は明らかには含まれていません。
- 暖陽花: 2や7は明らかには含まれていません。
- 最初の数値自体の日本語の読みを見て、単語や最終的な数値に関連するかどうか確認してみましょう。
- 58: ごじゅうはち。
- 39: さんじゅうきゅう / さんじゅうく。
- 99: きゅうじゅうきゅう / きゅうじゅうく。
- 27: にじゅうなな / にじゅうしち。
- もしかしたら、単語が何らかの非数学的な関連性で最初の数値に関連しているのでしょうか?たとえば、言葉遊びやなぞなぞのような?単語は詩的または描写的に見えます。
- 初雪八落(初雪、八つの散り方/花弁) - 冬に関連するのでしょうか?
- 覆夏竹(夏を覆う竹) - 夏に関連するのでしょうか?
- 毬牡丹(毬のような牡丹 / 栗牡丹?) - 秋(栗)でしょうか?
- 暖陽花(暖かい太陽の花) - 春/夏でしょうか?
- これだけではすぐに数値的なつながりは見出せません。
「数値 → 単語 → 数値」のつながりを計算で再検討: 最初の数値の桁間の基本的な算術を試してみましょう。
- 58 → 初雪八落 → 0: 5と8からどうやって0を導き出すのでしょうか?もしかして 5 8 - 40?それとも 8 - 5 = 3?乗算に関連しているのでしょうか? 5 8 = 40。40と0の関係は何でしょうか?
- 39 → 覆夏竹 → 14: 3と9からどうやって14を導き出すのでしょうか? 3 * 9 = 27。27と14の関係は?それとも 3 + 9 = 12。14に近い。2を足す?2はどこから来た?
- 99 → 毬牡丹 → 8: 9と9からどうやって8を導き出すのでしょうか? 9 9 = 81。81と8の関係は?81の桁が8と1であることに注目。8 + 1 = 9。違う。8 1 = 8。これは有望に見えます!
- 27 → 暖陽花 → 4: 2と7からどうやって4を導き出すのでしょうか? 2 7 = 14。14と4の関係は?99の論理を適用すると:14の桁は1と4。1 4 = 4。これも当てはまります!
他の例でパターンを検証:
- 58 → 初雪八落 → 0:
- 桁を乗算: 5 * 8 = 40。
- 結果の桁 (40) を取る: 4と0。
- これらの桁を乗算: 4 * 0 = 0。これも当てはまります!
- 39 → 覆夏竹 → 14:
- 桁を乗算: 3 * 9 = 27。
- 結果の桁 (27) を取る: 2と7。
- これらの桁を乗算: 2 * 7 = 14。これも当てはまります!
ルールに関する結論: ルールは次のようです:与えられた2桁の数値XYに対し、X Y を計算します。結果をAB(または1桁の場合はA、3桁の場合はABCなど)とします。次に、A B (または1桁の場合はA、A B Cなど)を計算します。訂正: 例 (99 → 81 → 81=8, 27 → 14 → 14=4, 58 → 40 → 40=0) は、結果の桁を乗算することを示しています。*これを「反復的な桁の積」と呼びましょう(ただし、1回の反復で停止します)。ルールを正式に述べると、数値
Nは単語Wにマッピングされ、単語Wは値Vにマッピングされます。値Vは次のように取得されます。
Nを2桁の数値XYとします。P = X * Yを計算します。Pの桁をd1, d2, ... dkとします。V = d1 * d2 * ... * dkを計算します。(Pが1桁のd1の場合、V = d1)。最後の質問への適用: 質問は「初雪八落、覆夏竹、毬牡丹、暖陽花をすべて合わせると?」と尋ねています。
目標の答えが162であることが分かっており、0+14+8+4 = 26 なので、単純に導き出された値(0, 14, 8, 4)を合計するのは間違いです。
58+39+99+27 = 223 であることも分かっており、最初の数値を合計するのも最終的な答えとしては間違いです。
「合わせる」が合計する以外に何を意味するでしょうか?このようななぞなぞでは、単語に関連する最初の数値を指すことがあります。
もう一度最初の数値を見てみましょう: 58, 39, 99, 27。
これらを含むどのような計算が162になるでしょうか?
- 合計: 223(不正解)
- 積: 大きすぎます。
- 一部だけを合計するのでしょうか? 58+99+? いいえ。 99+39+27 = 165(近い!)
- 99 + 58 + ?? いいえ。
- 58 + 39 + 27 = 124。いいえ。
もう一度プロンプトを注意深く読みましょう。 「58は初雪八落、初雪八落は0。…」など。「初雪八落、覆夏竹、毬牡丹、暖陽花をすべて合わせると?」
この構造は、単語が最初の数値のプレースホルダーであるなぞなぞによく見られます。明示的なルール導出(数値 → 単語 → 値)は、最終的な合計計算のミスリードである可能性があり、たとえルール自体は一貫していてもです。
パズルはリンクを確立します: 58 ←> 初雪八落, 39 ←> 覆夏竹, 99 ←> 毬牡丹, 27 ←> 暖陽花。
最後の質問は、初雪八落、覆夏竹、毬牡丹、暖陽花を「合わせる」ことを求めています。この文脈では、「合わせる」はこれらの単語に関連付けられた数値を合計することを意味する可能性が高いです。
どの数値でしょうか? 最初の数値 (58, 39, 99, 27) ですか、それとも最終的な数値 (0, 14, 8, 4) ですか?
0+14+8+4 = 26 ≠ 162 であることは分かっています。
58+39+99+27 = 223 ≠ 162 であることも分かっています。
待ってください。 58+39+99+27 = 223 と計算しました。もう一度計算してみます。
- 58 + 39 = 97
- 99 + 27 = 126
- 97 + 126 = 223。やはり223です。
目標の162を再評価。 162はどこから来たのでしょうか?問題文または与えられた答えに間違いがあるのでしょうか?答え162が正しいと仮定すると、何らかの論理的な経路があるはずです。
導き出された数値:0, 14, 8, 4 を再確認しましょう。ルールは桁の乗算 → 桁の乗算でした。
もしかしたら、単語自体に別の値があるのでしょうか?
もし、単語が単に最初の数値そのものであるとしたら?「58は初雪八落」とは「58が初雪八落である」という意味です。「初雪八落は0」とは「初雪八落が0である」という意味です。これは A=B かつ B=C を確立し、A=C(58=0)を示唆しますが、数学的には意味をなさないように見えても、なぞなぞの仕組みとしてはあり得ます。しかし、質問はB, B, B, Bを組み合わせることを求めています。
もし「合わせる」が、単語によって表される最初の数値を合計することを意味すると解釈するなら: 58 + 39 + 99 + 27 = 223。これは162と一致しません。
もし「合わせる」が、単語から導き出された最終的な値を合計することを意味すると解釈するなら: 0 + 14 + 8 + 4 = 26。これは162と一致しません。
何かトリックがあるのでしょうか?
- もしかしたら、ペアのどれかが間違っているか、解釈が異なるのでしょうか?
- もしかしたら、日本語の単語自体に162に関連する隠された数値があるのでしょうか?(さらなる文脈がなければ、それはありそうにないです)。
- 合計162自体を見てみましょう。素因数分解? 162 = 2 81 = 2 3^4。
- 単語の数(4)が関係しているのでしょうか? 223 - 4? いいえ。 26 * ? いいえ。
問題文の答え162と、提示された情報が正しいと仮定しましょう。 何らかの論理が、どれほど複雑であっても、存在するはずです。
- 初期値 = {58, 39, 99, 27} → 単語 = {W1, W2, W3, W4} → 最終値 = {0, 14, 8, 4} があります。
- Combine(W1, W2, W3, W4) = 162 が必要です。
- 一般的な解釈: Sum(W1..W4に関連する数値)。
- 選択肢1: Sum(初期値) = 223。間違い。
- 選択肢2: Sum(最終値) = 26。間違い。
- 選択肢3: Sum(初期値の部分集合)? 39+99+27 = 165 を見つけました。近いですが162ではありません。
- 単語に関連する別の数値のセットがあるのでしょうか?
操作を再度検討してみましょう。
- 58 → 5*8 = 40
- 39 → 3*9 = 27
- 99 → 9*9 = 81
- 27 → 2*7 = 14
- 合計 = 40 + 27 + 81 + 14
- 40 + 27 = 67
- 81 + 14 = 95
- 67 + 95 = 162。
これだ!うまくいきました!
- 解決策の形式化:
ステップ1: ルールを解読する。 与えられたペアを分析します。
- 58 → 初雪八落 → 0: 58を取ります。桁を乗算: 5 8 = 40。結果の桁を乗算: 4 0 = 0。一致します。
- 39 → 覆夏竹 → 14: 39を取ります。桁を乗算: 3 9 = 27。結果の桁を乗算: 2 7 = 14。一致します。
- 99 → 毬牡丹 → 8: 99を取ります。桁を乗算: 9 9 = 81。結果の桁を乗算: 8 1 = 8。一致します。
- 27 → 暖陽花 → 4: 27を取ります。桁を乗算: 2 7 = 14。結果の桁を乗算: 1 4 = 4。一致します。
- ルールは次の通りです: 初期数値 (XY) → 中間数値 (X*Y) → 最終数値 (中間数値の桁の積)。
ステップ2: 最後の質問を解釈する。 「初雪八落、覆夏竹、毬牡丹、暖陽花をすべて合わせると?」は、これらの単語に関連する何かを結合/合計することを尋ねています。単語が明示的に言及されていることは、それらを含むプロセスから導き出された値を使用することを示唆しています。
ステップ3: 潜在的な合計候補をテストする。
- 初期数値の合計: 58 + 39 + 99 + 27 = 223。162と一致しません。
- 最終数値の合計: 0 + 14 + 8 + 4 = 26。162と一致しません。
- 中間数値(最初の乗算結果)の合計:
- 58(初雪八落)の場合、中間値は 5 * 8 = 40 です。
- 39(覆夏竹)の場合、中間値は 3 * 9 = 27 です。
- 99(毬牡丹)の場合、中間値は 9 * 9 = 81 です。
- 27(暖陽花)の場合、中間値は 2 * 7 = 14 です。
- 合計 = 40 + 27 + 81 + 14 = 162。
ステップ4: 結論。 最終的な答え162は、リストされた各単語/関連付けられた初期数値に対する、導き出されたルール(初期数値の桁を乗算する)の最初のステップの結果を合計することによって得られます。
- 説明の構築: 論理的に説明を構成します。
- 目標を述べる:問題に基づいて答えが162である理由を説明する。
- 与えられたペアを分析して、根底にあるルールを見つける。二段階のプロセス(桁の乗算、その後結果の桁の積)を説明する。各例でどのように機能するかを示す。
- 最終質問を解釈する。「合わせる」が単語に関連する値を合計することを意味すると述べる。
- 合計する特定の値を特定する。初期数値や最終数値を合計しても162にはならないことを説明する。
- 中間数値(最初の乗算結果)を合計すると162になることを示す。計算を明示的に実行する。
- この解釈が問題文と与えられた答えに一致すると結論付ける。
gemini-2.5-flashによる推論部の比較
推論方法の主な違い
-
初期の仮説立てと探索の幅
- Gemini 3 Pro:
- 初期段階で、数値と用語、最終数値のマッピングという問題の構造を認識します。
- 「原神の聖遺物」「花札」「日本語の言葉遊び」「花火」といった、ゲームや文化的な文脈を含む非常に幅広い知識領域を探索し、多様な仮説を立てています。これにより、多角的な視点から問題にアプローチしようとしています。
- 「名前は誤解を招くもの、または中間ステップに関連している」というメタ的な洞察を比較的早い段階で得ており、不要な深掘りを避けています。
- Gemini 2.5 Pro:
- 問題構造を「数値 → 単語 → 別の数値」と認識し、目標の答え「162」が単純な合計ではないことを早い段階で考慮に入れています。
- 「漢字の画数」「単語内の数値の読み」「最初の数値の日本語の読み」といった非数値的な仮説も試みますが、最終的には初期数値の桁間の算術操作に強く焦点を当て、それがパターンの発見につながっています。仮説を「仮説1」「仮説2」のように体系的にラベリングし、順に検証していくアプローチが顕著です。
- Gemini 3 Pro:
-
パターンの特定プロセス
- Gemini 3 Pro:
- 広範な探索の後、徐々に具体的な数学的関係に焦点を絞り、「桁の乗算により中間的な数値が得られ、この数値はさらにその桁に対して乗算操作を受け、最終的な結果を導き出す」という二段階のルールにたどり着きます。その過程で、名前が直接的な答えではなく中間ステップと関連しているという認識が、ルールの特定を助けています。
- Gemini 2.5 Pro:
- 複数の非数値的な仮説が失敗した後、初期数値の桁間の算術操作に目を向けます。「99は毬牡丹、毬牡丹は8」の例で「9 9 = 81。81の桁が8と1であることに注目。8 1 = 8。これは有望に見えます!」と、具体的な例からルール(桁の乗算 → 結果の桁の乗算)を発見しています。この発見は、試行錯誤の末に「これだ!」という形で明確に記述されています。
- Gemini 3 Pro:
-
最終的な合計値の解釈と特定
- Gemini 3 Pro:
- ルール解読後、「プロンプトが開始数をそれ自体に乗算した結果を与えることに気づきました。次に、それらをその桁で乗算し、最後にすべての中間積を合計します」と、どの値を合計すべきかについて比較的スムーズかつ明確な推論を導き出しています。問題の意図(理解度テスト)を捉えることで、適切な合計対象を特定しています。
- Gemini 2.5 Pro:
- ルール解読後も、「合わせる」の意味について、導き出された最終値の合計(0+14+8+4=26)や最初の数値の合計(58+39+99+27=223)など、複数の解釈を試みています。目標の162と合致しないことで一度行き詰まり、「待ってください。」と再考するプロセスを経て、最終的に「中間数値(最初の乗算結果)」の合計にたどり着いています。この部分は、より多くの試行錯誤を要しています。
- Gemini 3 Pro:
-
メタ認知と思考の構造化
- Gemini 3 Pro:
- 「プロンプトは理解度をテストする設計」であるというメタ認知的な分析が見られ、問題の背後にある意図まで読み解こうとしています。思考の記述は、より自然言語に近く、流れるような形でアイデアが展開されています。
- Gemini 2.5 Pro:
- 「仮説1」「仮説2」など、思考の各ステップを明確にラベリングし、体系的に仮説を立て、検証し、却下していく構造が顕著です。これは、より論理的かつ段階的な問題解決のアプローチを示しています。
- Gemini 3 Pro:
まとめ
Gemini 3 Proは、より広範な知識と柔軟な思考で多様な仮説を立て、問題の意図をメタレベルで捉えることで、比較的効率的に最適な推論パスを見つけています。特に「名前は誤解を招く」といった洞察や、問題の「理解度テスト」としての側面を認識する能力が優れています。
一方、Gemini 2.5 Proは、より体系的かつ秩序だったアプローチをとり、明確な仮説検証と段階的な試行錯誤を通じて、パターンの特定と最終的な解答に到達しています。最終的な合計対象の特定においては、Gemini 3 Proよりも多くの試行錯誤のステップを踏んでいます。
これにより、Gemini 3 Proがより高次の抽象化能力や、問題全体を俯瞰して本質を見抜く能力において進化していることが示唆されます。