「プレッピング(Prepping)」とは、英語の「prepping」(準備すること)から来ている言葉です。

特に、近年日本でこの言葉が使われる場合は、非常事態や災害などに対して事前に準備をしておくことを指すことが多いです。

具体的には、以下のような準備が含まれます。

  1. 食料・水の備蓄: 非常食や飲料水を一定期間分ストックしておくこと。
  2. 非常持ち出し品の準備: 災害時にすぐに持ち出せるように、懐中電灯、ラジオ、救急セット、携帯トイレ、貴重品などをまとめた非常用持ち出し袋を用意しておくこと。
  3. 生活必需品の備蓄: カセットコンロ、燃料、毛布、衛生用品(ティッシュ、ウェットティッシュ、生理用品など)などを備蓄しておくこと。
  4. 家具の固定など: 地震対策として、タンスや棚が倒れないように固定するなど、住居の安全対策を行うこと。
  5. 情報収集と知識の習得: 地域のハザードマップを確認する、避難場所や避難経路を知っておく、応急手当の方法を学ぶなど。
  6. 家族での話し合い: 災害時の連絡方法や集合場所、安否確認の方法などを家族で事前に決めておくこと。

このように、「プレッピング」は単なるモノの準備だけでなく、知識や家族間の取り決めなど、災害発生直後からしばらくの間、公的な支援が届きにくい状況でも自分や家族が生き延び、安全に過ごすための包括的な準備活動を意味することが多いです。